前回、世界のクリスマス菓子
のことを書きました。
そのせいか、今年は自分の冬のお菓子を
どうしようかな…
なんて考えるようになりました。
そして、今年のクリスマスのお菓子は
スコーンにすることにしました。
毎年なにかを“クリスマス仕様”にしている
わけではないのですが、
この冬はスコーンがいちばんしっくり
きたからです。
ラムと柑橘のお酒に浸しておいたフルーツをそっと取り出すと、
やわらかい香りがふわっと広がります。
そこにシナモンを少し。
その香りを吸い込むと、ああ、今年もこの季節だなと思います。
もうひとつのほうは抹茶で、海外のクリスマスカラーとは違いますが、 日本の冬の空気には、こういう少し静かな緑がしっくり馴染むように感じています。 そこに赤や白が少し入ると、12月の冷たい空気の中の“色の気配”くらいにはなるかなと。
日本の12月はどうしても慌ただしくなりますが、 キッチンの中だけでも少しゆっくり季節を迎えてもいいのではないかと、 そんなふうに思っています。
そんな気分で作ったスコーンを、オンラインショップにご用意しました。
お家で気軽に楽しんでいただくにも、ちょっとした手土産にしていただくにも、
使いやすいように小さめなプレゼントパッケージにしてあります。
どこかの家の12月にも、ほんの少しだけ冬の気配が届いたらうれしいなと、
そんなふうに思っています。
お菓子のコラムを始めました。
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